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若さってなんだろう?

若さに対する違和感

面接練習などで学生が良く「若さが武器です」「若い感性が大事だと思います」などと話してくるのですが、これを聞くと「なんだかな」と思ってしまいます。確かに「若さ」は素晴らしいことです。でも、若さを定義することなくこの言葉を使われると私達おやじにとっては、なんか違和感があります。

先日ツイッターで面白い書き込みを見つけました。

小学生「ぼくがせかいをすくうんだー!わるいやつはゆるさない!」中学生「僕が腐った日本を根本から救うんだ」高校生「自分の好きな女一人救えないなんて…俺は...」大学生「今の俺にすくえるのは鍋のアクくらいだよ」(ウニ*紅楼夢N20abこいしコスさんのツイート)

さて、自分の幼い(若い??)時の感覚を思い出したでしょうか?

小学生は無邪気・中学生は中二病・高校生で現実を知り・大学生であきらめる…確かに!!と思ってしまいます。小学生は「自分に経験がないから恐れを知らない」でも、この無邪気な考え方にパワーを感じてしまうのは私だけでしょうか??ここに若さの強みの秘密があると私は考えています。

若さの強みってなんなのだろう

ずいぶん前になりますが、若くして成功した経営者の考えをホームページで見て感動したことがありました。彼は若さが強みではないと次のように語っています。

少し前ですが、取材を受けているときに、「若さは強みですよね?」と聞かれ「そんな訳ないじゃないですか。仕事は経験がすべてですよ」と少しむきになって答えました。話をしているうちに、若い藤田さんが言うなら説得力があると言って頂けたのですが、現在30歳になって改めてそう思います。自分のこれまでの経験こそが強みだと思うと同時に、今後目指しているもの対する経験の浅さに焦燥感をいつも感じます。若さが強みになっているかのように見えるのは、経験不足を補うだけの、行動の量、スピード、柔軟性、情熱などがあるからです。逆に言えば、行動の量や情熱などで経験の無さを補う努力を忘れた経験不足の若い人が活躍できる可能性は極めて低いでしょう。((株)サイバーエージェント(アメーバ―などを運営する企業)創業者藤田晋氏が2004年社員に宛てて書いたメッセージより抜粋)

確かに「経験こそが強み」という考え方、それを得るための「行動の量、スピード、柔軟性、情熱」こそが「若さの強み」という考え方には説得力があります。また、若くして様々な経験を積み会社を大きくしてきた藤田氏だからこそ言える言葉だとも思います。

先程あげた小学生は無邪気な心で「世界を救う」と言っていました。藤田氏は現実を知る努力を惜しまず、問題を打破するために「情熱を持ち、努力を惜しまず、行動し続けた結果」成功を収めました。現実に向かい合い、真っ直ぐで、素直で、諦めない心、私達おやじたちから見ると、無邪気で危なっかしいけどがむしゃらで応援したくなる気質。これが、若さなのではないかと私は考えます。

「若さ」すなわち「行動の量、スピード、柔軟性、情熱」を持ち続けた学生になって欲しい、さらには自分もそうでありたいと、いつも思いながら教壇に立っている私なのでした。

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