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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングセミナー」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

4-7 「PDCA​」サイクルの進め方

では、実際の仕事の中でどのようにしてPDCAサイクルを使用していくか、そこにどのような能力が必要かを、事例を通して見てみましょう。中堅IT商社に勤める若手社員の社員Aは「新製品の業務用タブレット販売計画プロジェクト担当」に抜擢されました。このプロジェクトは自社が新たに取り扱う、業務用のタブレット端末を取引先企業に売り込む戦略(作戦)を考えていくプロジェクトです。プロジェクトリーダーは営業部の部長で、営業部の各課から集められた数人でプロジェクトを遂行しています。そのような中、ある日、部長から次のような指示を受けました。

部長A

「当社が取引のある顧客(企業)の中で、この製品の顧客になる可能性のある企業をピックアップしてリスト化してくれ。」

社員A

「わかりました。ところで、そのリストは何に使うものになるのですか。」

部長A

「うん、新製品を売るために、どのような販売先があって、その販売先に対してどのような営業手法が有効かを探る資料にしたいと考えている。」

社員A

「では、目的は、営業手法を考えることなのですね。そのために、我が社の販売先(取引先)の 特性を知る資料として、顧客リストを作成するという理解でよろしいですか。」

部長A

「そうそう、是非、そのような目的に沿ったリストを作成して欲しい。期待しているよ。」

社員A

「ありがとうございます。是非、ご期待に沿うものをつくりたいと思います。そのようなものをつくるのであれば営業へのインタビューなども必要になるかと思いますので、作成に2週間ほどいただきたいのですがよろしいですか。」

部長A

「そうだな、確かに営業に対して取引先の特性など、インタビューした方が良いものができるかもしれないな。もう少し急いで欲しいがしょうがないか。では、二週間でお願いするよ。」

社員A

「ありがとうございます。また、提出はメールにファイル添付する方法でよろしいですか。」

部長A

「そうだな、よろしく頼むよ。」

 

これは、仕事の依頼を受ける時の事例です。まず、依頼があったらその全容を把握するために「そのリストは何に使うか」を質問しています。これは、前にも話しましたが、組織が同じベクトルを向くためには、相手の考えを100%理解する必要があるからです。仕事上では上司や同僚・部下が考えていることを、きちんと理解して物事を進めないと、後になって問題が起きてしまいます。さらに、仕事の目的(全体像)として「営業手法を考える」こと、自分が担当するパートの目標として「我が社の販売先の特性を知る」こと、そのための行動として「顧客リストを作成する」ことを確認しています。仕事全体が判れば、自ずと必要なものが見えてきます。そのため「目的」「目標」「行動」を明確化して作業に取りかかります。さらに、その資料の提出期限や提出方法なども一緒に確認して準備完了です。

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