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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

2-6 自分クロスSWOT②

次に、自分が行ってきた行動を詳しく思い出していきます。サークル・ゼミ・ボランティア・アルバイト・資格取得などの行動や、日常生活の友人との関係、学校生活など何でも構いません。自分の特徴が出ている行動をいくつもあげていきます。

ここでは、行動の一例を紹介して、その行動から考えられる特徴をあげてみます。(今回は皆さんに行動の内容を理解していただくため文章にしましたが、本来はその時の場面を思い出しながら箇条書きにするだけで問題ありません)

【学生行動例:高校時代の課題研究での行動】

商業高校時代「課題研究」という授業の中で株式会社設立運営の実習を行った。この授業は実際に会社運営をするということで、今までの授業と違う実戦ができると授業開始前から楽しみにしていた。また、将来、就職したときの役に立つと考えて、中心的に動きたいと思い社長に立候補した。

 

まず、授業ではどんな会社を立ち上げるか話し合いを行った。授業に対し前向きな人と、めんどくさがっている人がいたが、とりあえず、やる気のある数人を中心に話し合い事業内容を精査した。「今まで先輩たちがやったことがないことをやりたい」「どうせなら、カッコイイ会社を立ち上げたい」「もうけを沢山出せる会社を行いたい」などの意見がでた。雑誌作りという仕事がカッコイイと思ったこと、女子高生が作った雑誌であれば話題になると考えたことから「フリーペーパー」を作る事業に取り組むことを決めた。フリーペーパーの収益の仕組みを調べて、企業からの広告収入で利益を出すビジネスモデルと知り、自分たちもそれで行うことに決定した。

 

先生からは「クオリティの面、多数の企業を巻き込むことになる点から無謀だ」と言われたが「高校生が授業で行う取組みだから、地元企業が協力してくれるはず」と安易に考えていた。「頑張るから大丈夫」と先生を説得し企画がスタートした。誌面の構成を決めて、先生に頼んで印刷会社から見積もりをとったら30万円と言われた。資本金は1万円程度だったが、広告収入が入れば問題ないと企画を進めた。

 

地元企業に広告のお願いの電話を始めたとき、やっと自分たちの無謀さに気付いた。簡単に広告を出してくれると考えていたことが間違いだったのだ。電話をしてもなかなか良い返事がもらえず、皆の士気がどんどん下がっていった。皆がめんどくさがり始めたころ「学校で初めて株式会社運営をし失敗するチームになるのではないか」と毎日泣きそうだった。「周りにすごく迷惑をかけてしまうのではないか」「あの時、先生の言うことを聞いておけばよかった」などの気持ちが自分の中に交錯していた。しかし「なんとかしなきゃ」という思いから、休み時間や放課後など空いている時間すべて、営業部隊の数人と社長の私で企業に電話をかけまくった。150社に電話をかけ、何とか50社程度のアポを取り、企業に出向いて必死の営業活動を行った。私たちの必死さ、熱意、行動力が通じたのか30社が広告の協力を頂くことができた。

結果は60万円の売上で営業利益30万円を出した。学校始まって以来の収益をあげることができ、協力してくれた企業に感謝すると共に、社員達と共に心から喜びあうことが出来た。

​【行動の特徴】

  • 仲間と150社に電話50社を訪問営業行う(責任感・行動力・チームワーク・忍耐力)

  • 高校生のニーズ企業のニーズの両方を考え事業計画を行う(企画力の芽・仮説設定力の芽)

  • 社長に挑戦し人前で話すことが苦でなくなる(苦手克服力・発信力の芽)

  • 過去最高の60万円の売上達成(責任感・努力を惜しまない)

  • 先生に無謀と言われても聞かずに突っ走る(後先考えない・無謀)

このように行動とその特徴をあげ、それをグループ化してチャートにまとめていきます。(まとめが上手くいかない方はKJ法を使うと効果的です)下のチャートは株式会社設立実習だけではなく、この学生のすべての行動分析をまとめたものとなっています。

【強みのまとめ】

​【弱みのまとめ】

​ここまで出来たところでSWOT分析の準備完了です。今回は最終的にチャートにしましたが、チャートにせず箇条書きのまま俯瞰して、強み・弱みを出す方法でも全く問題ありません。難しく考えないで是非やってみてください。

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