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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

6-7 自己PRの作り方

このように評価される訳ですから、自ずと自己PRの作り方も見えてきます。まず自分がモチーフにする題材の中で、自分が何かに貢献した行動を挙げていきます。先程の例の場合だと、「どの選手より前に部活に行き準備、最後まで残ってボールやバックなどの片付け、どんな時にも選手へ笑顔で声がけ、マネージャー業務に決まりはないと考え、思いつくことを全てこなしていきました」の部分になります。

 

次に、この行動の目標を挙げていきます。目標はチームの目標と自分の目標の2つです。また、自分の目標がレギュラーを勝ち取るなど自分に向いている場合は、もう1つチームに貢献するための目標も挙げてください。どちらかというとこのチームに貢献するための目標が大切です。今回の場合チームの目標は「県大会ベスト4」で自分の目標は「今できることを考え続け、精一杯やり、チームに貢献する」ことになります。

 

さらに、その上位にある自分の目的を考えます。何故、あそこまで頑張れたのだろうか。何故、あそこまでのモチベーションを持てたのだろうか。などと考えてください。そうすれば目的が見えるはずです。バレー部マネージャーの例の場合は「私を含めたチーム全体の感動と誇りを創る。」もう少し大きく言えば「私を含めたチーム全体、さらには学校全体・地域全体の感動と誇りを創る。」あたりが目的になるでしょうか。ここで盛るのは絶対にやめてください。後でつじつまが合わなくなります。例えば、「学校全体の感動と誇りを創ると考えた」という場合、その目的を考えうる条件として、試合では学校中が応援しているシチュエーションが必要だと思いませんか。そのような条件があって初めて思うことができるものです。次に、目的を何故達成したいと感じたかを考えます。この受験者の目的は「私を含めたチーム全体の感動と誇りを創る。」だったのですが、その理由として、「先輩マネージャーが私達の目標」「憧れであり、最大の目標の先輩への恩返しとして、先輩を超えるサポートしかない、という気持ち」「部長から、チームの一員として県ベスト4を目指し一緒に頑張ろう、と言われたこと」と考えました。

これで、自己PRの肝は出来上がりました。ここに肉付けをしていけばエントリーシートに記入する自己PRは完成です。また、ここで作った「目的」は自己PRのコンセプトとなりますので、何かあったら、ここに立ち戻って考えるようにしてください。

 

さて、ここで面接の手法を思い出してください。面接は、行動にフォーカスして受験者の行動特性と思考特性を探るものです。また、STAR面接の手法をとっていた場合、「状況」「課題」「行動」「成果」を聞いていきます。対処するために、どのような課題に向けてどのような行動を行ったかを、出来る限り思い出し、言語化していくことが面接を突破する近道なのです。また、その行動の目的はぶれないはずです。例えば、この例の場合、「私を含めたチーム全体の感動と誇りを創る。」という目的のもと行動しているということです。面接の中で出てきた行動で「ボール拾いや道具の準備など、どんな時でも駆け足、部員一人一人に毎日笑顔で声掛け」という行動が出てきましたが、この場合の目標は「今できることを考え続け、精一杯やり、チームに貢献する」ことで、目的は「私を含めたチーム全体、の感動と誇りを創る。」ことです。

また、その時のその時の状況で、何か課題があった場合はどうでしょう。課題を解決するときには、目的は変わりませんが目標が変わる時があります。例えば、課題として「いつも全員が高いモチベーションを継続することが、私も含めて難しかった。」があり、その課題を解決する行動として「部活の時間は声を掛け合うことを徹底する。」ことを行う時などです。この場合、行動は「部活の時間は声を掛け合うことを徹底する。」で、目標は「全員が高いモチベーションを継続する。」、目的は変わらず「私を含めたチーム全体、の感動と誇りを創る。」となります。その他にも、「ミーティングで皆を鼓舞する。」という行動は「皆の気持ちを一つにしてモチベーションを上げる。」という目標で、やはり目的は変わらず「私を含めたチーム全体、の感動と誇りを創る。」という考えで行っています。このように、何個も、行動とその目標を上げ、目標が同じ目的を向いているか、検証するということを繰り返し行っていくことで自己PRが強固なものになっていきます。

今回は部活の例で見てきましたが、もし、部活でそのような目的に対して様々な目標を持ち行動できたならば、その後もそれを繰り返しているはずだ、と面接官は思っています。そのため、同じような目的で別の事例や今現在進行中の行動も用意する必要もあると考えてください。

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