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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

6-4 プレゼンの基本的手法③

次に、プレゼンを行う内容についてお話しします。内容には2つの方向性があります。1つは事柄全体の説明をする方向性、もう1つは場面をピックアップしドラマを見せる方向性です。事柄全体を説明し、受け手の頭の中でイメージするベースを作り、場面をピックアップすることで受け手が映像をドラマ仕立てで頭に描けるようにするということです。次の文章はある学生がエントリーシートで「課外活動」の項目に入れたものです。

【観客動員30万にいがた総踊り祭踊り手】踊り練習2ヶ月、先輩の動きを見ているだけの状態から「絶対に出来る」と信じやり続けました。仲間と毎日2時間、ステップを繰り返し、さらに、皆に頼んで毎日1時間の自主練習も続けました。動きが出来た時、感謝の気持ちから握手を求め謝意を伝えて回り、大袈裟さに笑われました。本番後「一体感」に雄叫びを上げてしまい、下手でも「真剣に取り組めば必ず出来る」と感じた瞬間でした。

200字の指定に学生が苦労して作ったものですが、いかがでしょうか。どのくらいの規模の祭りで、どのくらい練習したかが数字で見て取れるのではないかと思います。また「先輩の動きを見ているだけの状態から」というフレーズで、踊り手としてのレベルが、「皆に頼んで自主練習」というところで仲間との良好な関係が分かると思います。事柄全体の説明をするうえで、数字を入れること、具体的な状況を入れることの2つが重要です。特に数字は客観的に努力の度合いや規模などが分かるので、数字に直せるところはできる限り数字で表すべきです。「一生懸命練習した。」と「一年365日休みなく3時間練習した。」では、納得感が違います。

 

また、状況として「様々なことに取り組んだ。」と「10kmの走り込みから、1時間の腕立てや懸垂などの基礎練習、2時間パス練習・実戦練習と様々取り組んだ。」も比べると納得感が違うと思います。

 

さらに、感情や考えを表すには1つは場面をピックアップしドラマを見せることが大切です。「動きが出来た時、感謝の気持ちから握手を求め謝意を伝えて回り、大袈裟さに笑われました。」という場面や「本番後「一体感」に雄叫びを上げてしまい。」という場面はこの学生の人となりが出ています。このように、「全体の説明」と「場面をピックアップしたドラマ性」を駆使し、行動と考え方を面接官に知らせていくものです。この手法を習得するためには、映画の予告編が非常に参考になります。きちんと、全体説明をしながらドラマを見せて、人々に、その映画を見たいと思わせるような作りになっています。特に、人間ドラマの予告編は秀逸です。

また、内容を考えるときには背伸びをしないでください。等身大のものが、1番説得力があり、思いも込められます。次に紹介するのは、ある学生の市役所の志望動機の最初の部分です。

大好きな○○市で大好きな○○市の人達のために働く」私が○○市職員を志望した理由です。近所のおばあちゃんがいつも「○○ちゃん」と声をかけてくれ、家族のように接してくれたこと。全校児童40人の○○小学校で年代関係なく遊んだ日々。物心ついた時から付き合いのあるなんでも話せる友人。信頼できる仲間たちと暮らした最高の学校生活。○○市だからできたこの生活を大切にしながら、もっと○○市が良いまちになるようにしていきたいと、いつも考えています。

これを書いてきた彼女の人柄も大きいのですが。この志望動機を見ると、私は彼女の地元愛を感じ、あったかい気分になります。背伸びしないで等身大の自分を表現した良い志望動機だと心から思ってしまうのです。その人の生い立ちや人格にあった内容がやはり一番しっくりくるものです。

プレゼン手法の最後に、話し方についてお話しします。思いをもって、心から伝えたいと考えて話せば良いのですが、慣れないとなかなか難しいものです。ただ、いつも皆さんが友人と会話するときに、どのようにしているかを思い出してください。ほとんどの方が、頭に映像を描きながら話しているのではないでしょうか。例えば、「おいしい、ケーキ屋さん見つけたんだ。」などと話すときには、おいしいケーキの映像が頭に浮かんでいますよね。人は頭の中に映像を描くことで初めて心を込めて話せるものです。また、意思を通じ合わせる行為は、会話する相手の頭に映像を描かせる行為でもあります。まずは、文言を覚えるのではなく、頭の中にドラマを描きプレゼンする癖をつけてください。これは訓練しかありません。場数を踏めばできるようになりますから、是非、練習を怠らず、身に着ける努力をお願いします。

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