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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

3-5 主体性②

主体的に物事に取り組むためには、目的を成し遂げたいというモチベーションも欠かせません。丁寧な作業が施されたペットボトルツリーを完成させるためには、学生達が自ら取組み良いものを作りたいというモチベーションが必要不可欠です。この場合はまだ単純作業なので、教師が鞭をふればできるかもしれませんが、もう少し複雑な仕事だった場合、成し遂げることは不可能とな

ります。

モチベーションに関する有名な論文でハーズバーグ(Herzberg)が提唱した「二要因理論」というものがあります。これは、満足する原因と不満足になる原因が全く違うもので、満足する原因が不足して不満足になるわけではないという考え方です。さらに、満足する要因として「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進」などがあり、不満足の要因として「会社の政策と管理方式」「監督」「給与」「対人関係」「労働条件」などがあると説いています。

仕事で満足を与えるのは、仕事そのものとその結果であり、それが上手くいくことで、より高い業績へ人々を動機づけます。また、それが上手くいかなかったからと言って不満足になる訳ではないのです。仕事で不満足を与えるのは、周りの環境とその条件であり、それが満たされない場

合不満になるが、業績と直接関係はないのです。また、満たされた場合、満足する訳ではなく、不満が解消されるだけです。

ペットボトルツリーの話でいえば、①の考え方は不満足要因の「労働条件」に着目し、②の考え方は「監督」「対人関係」に着目して考えています。着目の視点がそこの場合、環境が改善されても不満足がなくなるだけで、満足はできません。また、③の考え方は「達成すること」、④の考え方は「承認されること」と「仕事(目的)そのもの」に着目しており、達成すれば満足感が得られるものとなります。③④の考え方をして、満足したいということがやる気(モチベーション)につながっていきます。この、満足する要因のことを「動機づけ要因」(モチベーション要因)と言い、その考えを持つと、目標に対し満足する結果を得る努力を自ら行うことができます。①~④の学生達の取組みをまとめると

  • 汚く臭い作業から逃げて、何もやらない。もしくは、教員から怒られて、不満を持ちながらやる。目の前の作業しか見ていなく、モチベーションもない。あるのは不満だけ。

  • 汚く臭い作業は命令されたから仕方なくやる。出来れば逃げたいが、先生がやれと言う。さらに、皆がやるし、やらないで周りから嫌われるのはいやだ。目の前の作業しか見ていなく、モチベーションもない。あるのはやらされている感。

  • 汚く臭い作業ではあるが、任されたからにはきちんとやる。きちんとやり遂げることで満足もある。目の前の作業しか見えていないが、モチベーションはある。しっかりこなすので達成感もある。さらには、自分の担当を自らしっかり行うため、自主性のある行為と言える。

  • 感動し楽しんでくれる来訪者と、それを起因として活性化した商店街を想像し、ワクワクしながらやる。目的を忘れず、全体のイベントを見ておりモチベーションは高い。自分の担当に限らず、できることには何でも取り組むため、主体性のある行為と言える。

以上の結果となります。つまり、主体性が目的のために何を行うべきかを自ら考え、自らの考えのもと目的に向かって何かを行おうとする行為のことと考えると

「全体を俯瞰し、目的を明確に把握する。」

「動機づけ要因に着目し、満足感を得る努力をする」

この2つことで得られる特性であり、目的を見失わず、モチベーションをもって考え抜くことが大事なのです。例の中では③は自主性のある行為、④は主体性のある行為となり、企業が望むのは④のような行為を自然にできる人材なのです。

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