２－７　ラショナルビリーフで考えよう

イラショナル・ビリーフを信念として持っていると、それに反することが起こった時、不愉快な気持ちに陥り、ストレスを感じ、悩みへとつながります。信念通りにならない理由を考え始め「相手が悪い」「環境が悪い」「自分が悪い」など解決にはならない考え方が自分の頭の大半を占めてしまいます。それだけで終わればまだ良いのですが、組織の中にこの考え方を行う人が一人でもいるとそれが周りに伝染し、悪影響を及ぼします。また、このようなイラショナル・ビリーフに反する事象は社会では頻繁に起こります。自分が中心で世界が回っているわけはないですから、人と人が生活していく社会でそれは当たり前のことです。

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問題にぶつかり、悩んだり、考えたりすることは、本来は、より良く生きるためになされているはずです。それは、人生にしっかりと取り組む姿勢といえるでしょう。しかし、無意識の考え方に左右されて、それが自己否定や他者否定・環境否定に向かわせられるのは残念なことです。無意識は、幼少期の出来事や、生活してきた環境、文化の影響などによって作られます。もし、否定的な方に考えが進みがちであるならば、その感情を生み出す「考え」をとりだして、チェックしてみてください。きっと新たな（合理的な）信念が生まれ、あなたを活かすでしょう。それが今の一番の目標である内定につながるのであれば最高ではないですか。