JOB. HUNTING.
TEXT. BOOK.
就職活動が
人を成長させる
「素直さ・主体性・協調性」
社会人としての考えを
創る活動が就職活動
そのために今できること
理念
The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker
未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー
降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。
幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。
2-8 採ってはいけない人の見分け方
各企業の人事は履歴書やエントリーシート・面接・グループディスカッションなどを通して「とってはいけない人材」を見つけていきます。まず面接官は履歴書やエントリーシートを見て被面接者の基本情報を確認します。そこで面接のイメージを作り、何について深く聞いていくかを決定していきます。ここで面接官は、深く聞く項目を複数用意して、被面接者の回答に対し臨機応変に対応できる状況を作っておきます。面接に入ると一通り事実確認(エントリーシートや履歴書に書いてある項目の確認)を行い、その中で掘り下げる部分を決定していきます。この掘り下げる部分が面接の胆となります。面接はあくまでもその人の人間性や考え方を探ることが目的となります。そのためには被面接者が被面接者自身の言葉で多くのことを深く語ってもらうことが大切と考えています。深く聞く部分での行動や考え方・思い・受け止め方・感情を通じて徹底的にその人間を探っていきます。例えばアルバイトのことを聞く場合、次のように質問します。
「なぜそのアルバイトを始めようとしましたか」
「アルバイトはどのくらいの期間行いましたか」
「週に何回位行いましたか」
「そのアルバイトで最も学んだことは何ですか」
「何故、そのことが学べたと思うのですか」
「学んだことを何に活かしましたか」
「そのことを学んで何を感じましたか」
「アルバイト仲間の中であなたの立場はどんなものでしたか」
「アルバイト仲間と仕事で付き合う上であなたは何に気を付けましたか」
「アルバイトの上司とはどのような関係でしたか」
「あなたはアルバイトの上司を尊敬していますか」
「尊敬していたとしたらそれは何故ですか」
「アルバイトで怒られたときはありますか」
「怒られたときはどのように思いましたか」
「なぜそのように思ったのですか」
「アルバイトの中で最も困難な出来事は何でしたか」
「それに対してどのように対応しましたか」
「何故そのように対応したのですか」
「その対応は100点満点で何点ですか」
「何故その点数なのですか」
「どのようにすれば100点が取れたと思いますか」
などなど細かく「行動」を聞き、さらにその時の「考え方」や「思い」「受け止め方」「感情」を聞いていきます。当然その時のしぐさや表情なども通じて深く探っていきます。この中で最も重要と面接官が思っているのは「受け止め方」と「感情」です。「行動」や「思い」は訓練で偽ることができますが、「受け止め方」や「感情」を偽ることがかなり困難なことと考えているからです。その中で「受け止め方」「感情」違和感を発見し「採ってはいけない人材」を探し当てる努力をしているのです。何かに対して深く訊かれるとその人の人となりがかなりの確率で見えてきます。また、訊き方は無限にあるので対策が取りづらくなるのです。
また、面接官は被面接者が真剣に就職を考えれば考えるほど必死で練習してくるものと考えています。練習することは組織に入りたいと思う被面接者にとって問題ないことと考えると同時に、練習してこない(努力しない)人材を採用したいとは思いません。しかし、いくら一生懸命練習して努力してきたとしても、考え方が組織に合わない人間を採用したいとは思いません。組織に合うか合わないかは、何かの行動に対しての「受け止め方」そしてその時に感じた「感情」で把握できると考えています。また、先にお話しした通り、その人の行動を深く訊いていくと「受け止め方」と「感情」を表に出さざるを得なくなり、そこで初めてその人の本質的な考え方が見えるということを知っています。つまり、就職試験においては練習を続け面接テクニックを磨くことよりも、しっかりした合理的な考え方を身につける方が大切なのです。