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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

2-6 ラショナルビリーフの考え方

ラショナル・ビリーフ(論理的な考え方)とは事実と願望を混同しないで「事実は事実として」「願望は願望として」分けて考え、事実を受けいれ、願望を実現させるための方法を考えることです。まず、大前提として他人は自分と違う見方をすることを受け入れることです。コップに半分の水を見たときに「半分も水が入っている」と感じる人もいれば、「半分しか水が入っていない」と感じる人もいます。遊園地に遊びに行ったときに「こんな子供っぽいもので喜ぶなんてありえない」と思う人もいれば、「子供の感性をもう一回感じられて嬉しい」と感じる人もいます。このような感情や考え方の違いが人にはあることをしっかりとわかることが最初になります。

また、その出来事と感情の間には、モノの見方・考え方が介在しており、そのモノの見方・考え方が論理的であれば「ラショナル・ビリーフ」と呼ばれるものになります。

例えば、「失敗した」という出来事に対して「失敗することは誰にでもある」と考えるか「失敗することはあってはならない」と考えるかの差になります。論理的に考えて「人がなんでも完璧にこなし失敗がない」ということはあり得ません。「失敗することは誰にでもある」ものです。そして、失敗することで「そのことをすれば失敗するかが分かった」これも事実です。お分かりになったかとは思いますがイラショナル・ビリーフである「失敗することはあってはならない」と考えた場合「屈辱感」「落ち込み」を感じ、「私は人前では絶対に失敗してはいけない。失敗したらそれは恥で、私はもう二度と人前に出ることはできない」や「私が失敗をするはずがない。失敗したのは○○のせいだ」などの考えが生まれてきます。また、ラショナル・ビリーフである「失敗することは誰にでもある」「そのことをすれば失敗するかが分かった」と考えた場合「失敗の原因が1つわかった。次は失敗しないように頑張ろう」などの考えが生まれてきます。

ラショナル・ビリーフで思考するためには次の4つの項目に注目して考えます。

柔軟か硬直しているか

硬直した「絶対に失敗してはいけない」という考え方と、柔軟な「なるべく失敗しないようにしたい」考え方の2つの考え方を比べてみます。硬直した考え方をするとそれが足枷になりストレスとなっていきます。このストレスが自分や周りを追い詰める結果になっていきます。それに対し柔軟な考え方をした場合、失敗という事実に真摯に向き合うことができます。

論理的か

先程も言いましたが「人がなんでも完璧にこなし失敗がない」ということはあり得ません。「失敗することはあってはならない」という考え方は論理的に破たんしています。「失敗することは誰にでもある」という考え方が事実です。人間は完全なものではありません。不完全な人間が人間らしく生きるためには「人間は不完全な生き物である」ことを受け入れる方が幸せです。また、その方が論理的です。

 

現実と一致しているか

民主主義下で生きている私達には自由があります。その自由の中に「失敗してもやり直せる」という自由もあり、それは現実です。失敗すると破滅が待っている社会では「人前で失敗してはいけない」が真理だとは思いますが、我々の社会では「人前で失敗してはいけない」という自然法則・法律・倫理・ルールはありません。

 

役に立つか

「失敗することはあってはならない」このような考え方が自分にとって役に立つ考え方であれば良いのですが、失敗した場合この考え方によって屈辱感・落ち込みを感じているとしたら役に立っていません。何度もチャレンジして人生の目標に近づくことが自分にとっても社会にとっても役に立つことになると思いませんか。

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