JOB. HUNTING.
TEXT. BOOK.
就職活動が
人を成長させる
「素直さ・主体性・協調性」
社会人としての考えを
創る活動が就職活動
そのために今できること
理念
The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker
未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー
降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活学校:ジョブハンティングゼミナール」です。
幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。
2-4 日本人的イラショナルビリーフ
さて、もう少しイラショナル・ビリーフについて見ていきましょう。ここに紹介するのは日本人にありがちなイラショナル・ビリーフです。日本ではこのように考えてストレスをため込む人が多いようです。この中には学生の皆さんにとって、何故この考えがストレスを生むか分かりにくいものもあると思いますが、これから社会人を経験する皆さんにとって大切だと考えあえて載せてあります。
「すべての人を愛されなければならない」
すべての人を愛せれば素晴らしいことですが、すべての人を愛せる人は聖人でありこの世にほとんど存在しません。また、すべての人を愛することは自分と利害関係が異なる人も愛するということであり、愛に対して何も返ってこないこともありえます。これは、このように考える人にとってあり得ないことであり、すべての人を愛せない人が悪い人という論理に発展する可能性があります。
「物事は、完全完璧に行わなければならない」
物事を完全完璧に行うにこしたことはないが、日常で行うべきことをすべて完璧にこなす人間は存在しません。自分に厳しく他人に厳しい態度は仕事では有益ですが、度が過ぎると全員が疲弊する結果が待っています。特に上司がこの考えを持った人の場合、部下はビクビクして毎日を過ごしたり、完璧でないものを隠したりする場合が多くみられ業務が停滞する危険性があります。
「人を傷つける人は、人から責められるべきである」
人が人を傷つける時には意図する場合と意図しない場合があります。その中で意図する場合は稀です。また、人を傷つけたことが全くない人間はこの世に存在するでしょうか。例えばあなたに恋人ができたとき、その恋人を好きだった誰かを傷つけているかも知れませんよ。全員がこのように考えるグループがあった場合、全員が全員を責めあう結果にならないでしょうか。
「自分の思い通りにならないと、怒りを表現するのは当然だ」
自分の思い通りにしたいという願望はどんなに努力しようと必ずかなえられるものではありません。かなうとき、かなわないとき両方あるものです。願望が事実と違うときに怒るという行動を仕事上で行っても何の解決にもなりません。必要な問題解決行動をとることで前に進めるのではないでしょうか。
「人間は、おかれた環境、条件で幸せか不幸か決まる」
幸せは相対的なもので同じ環境にいたとしても、その人の考え方で幸せか不幸かは異なります。それが環境のせいと思ったとしても、待っていて環境が変わるわけではありません。置かれた環境のせいで不幸と考えても解決に至ることはありえないと思いませんか。今の環境でどうすれば幸せになれるかを考えたほうが、幸せが近づくはずです。
「何か危険が起こりそうな時は、心配するのが当然である」
何か危険が起こりそうな場合に心配をすると何かが解決するでしょうか。心配するよりも危険を回避する行動を考え粛々と実行に移すことの方が解決に近づくと思います。
「困難や責任は、立ち向かうより避けるほうが楽である」
人は目的を持ち達成するからこそ生きがいを感じるものであり、困難や責任を避ける生き方は活動しても生きがいにつながらないと考えないでしょうか。また、目的達成をしない生活は自信喪失につながってきます。また、楽であろうとなかろうと、目的を達成するためには自己訓練が必要とされます。
「物事は、うまく運ぶべきで、すぐに最も良い解決策を見出さねばならない」
自分が気に入らないことが起こり、うまく物事が運ばないことが起きない保証はありません。また、すぐに最も良い結果が出る解決策を発見できるとは限りません。うまく運んで良い解決策が見つかることは願望であって事実ではありません。
「過去は重要であり、今の感情や行動に影響を及ぼすことは当然である」
過去においての成功体験や失敗体験が必ずしも現在通用するとは限りません。なぜなら、現在という時点は過去と状況が違っている場合が多いからです。現状を見ないでなんの疑問も持たずに過去の影響を受け入れてしまうよりも、過去・現在・未来を見渡して俯瞰することが大切です。
「何もしなくて良い状態や義務に束縛されず楽しむ状態こそ最上の幸福である」
定まった活動(勉強・仕事など)を持っていない場合、それが長く続けば飽きる。また、社会と繋がっていないため疎外感も同時に感じるようになります。何もしないでただただ楽しむことを続けると怠惰な生活に倦怠感を感じるのが一般的です。
「人の拒否・非難にあった人間はダメな人間である。」
人はそれぞれの価値観で動いており、すべての人から認められる人間はいません。ということは価値観の違う他人から拒否・非難されたとしてもそれは当たり前のことです。ただし、当たり前で終わらず、拒否・非難した人の価値観を理解する努力をしてできる部分は直すことも重要です。