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JOB. HUNTING.

TEXT. BOOK.

     就職活動が
          人を成長させる
  「素直さ・主体性・協調性」
         社会人としての考えを
           創る活動が就職活動
         そのために今できること
理念​

The best way to predict your future is to create it.-Peter Drucker

未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだピーター・ドラッカー

​降ってくる未来を待つのではなく、自ら未来をつかみ取る。就職活動を行うにあたり最も大切なことはこの気持ちです。また、就職はゴールではないスタートです。就職の先にある未来を明確にイメージし、そこに向かって決してあきらめないことが将来の幸せを創ります。未来を創るためには未来を創り上げる考え方が重要となります。その考え方を研究し続けるゼミが「就活ゼミ:ジョブハンティングゼミナール」です。

​幸せな将来を創ることに早すぎるということはないです。是非、このホームページを使って、将来を考えて欲しいと考えています。

1-2 ポテンシャル採用の条件

能力を見る時には2つのファクター(要因・要素)があります。1つは「今何ができるか」という能力です。この能力の中には「企画力」「営業力」「販売力」などの仕事をする中で身につけていく能力と「簿記能力」「英語力」「プログラミング能力」「設計能力」などの技術です。例えば、法学部の学生であれば法律の知識、経済学部の学生であればマーケティングの知識や金融の知識などです。

もう1つの能力は「のびしろ」です。「コミュニケーション能力」「「主体性」「チャレンジ精神」などその人の性格性質のことであり、人間性とも言われます。例えば、コミュニケーション能力があれば様々な人とのかかわりの中で経験を積み、成長する可能性が大きいですし、主体性やチャレンジ精神があれば他の人より多くの経験を積み成長する可能性が大きいなどです。

上のグラフをご覧になってください。これは、毎年、日本経団連が発表する「就職試験で選考にあたって特に重視した点」で、経団連に所属する企業の内573社からの回答があったアンケート結果です。過去10年位あまり順位の変化はありません。さらに、アンケート回答企業の86.6%の企業が特に重視したとしている、コミュニケーション能力はここ10年企業が重視するトップです。上位を見ると人間性に関するものがほとんどを占ており、「専門性」「一般常識」「学業成績」「語学力」「出身校」などはさほど上位には入ってきていません。現段階の学生の能力を参考にしないわけではありませんが、重視するポイントが違うことがわかります。これは、経団連に所属する企業だけではなく、公務員など公の仕事の面接でも同じです。これがポテンシャル採用と呼ばれる日本の新卒採用独特の採用方法なのですが、これは「のびしろ採用」であり、現段階の能力より、成長を見る選考方法になります。

「ポテンシャル採用」のイメージをグラフにしたものを用意しました。AとBどちらの学生が採用されると思いますか。ここまでの話で分かるとは思いますが採用になるのはAの学生です。Aの学生はBに比べ成長の角度があります。この角度が「ポテンシャル」であり、ポテンシャルは「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「責任感」「論理性」「リーダーシップ」などのその人が持つ性質で決定します。

特に、高等教育機関を出て、頭脳労働に就く学生にはこれが求められます。皆さんが将来就く仕事を考えてみてください。ここ数十年の間に仕事が激変しています。単純な伝票整理の仕事はコンピュータに移植され、どんどんなくなってきています。仕事で必要な情報はインターネット上にいくらでもあります。それらのおかげで世の中のイノベーションのスピードが劇的に速くなり、仕事ではスピードを持って前へ前へと進むことが必要になってきています。さらに、情報が共有化され、単に情報を持っていることが価値でなくなっています。

今、人々が取り組んでいるのは正解のない仕事です。必ず上手くいく営業のノウハウがこの世に存在するでしょうか。必ずヒットする商品を設計するノウハウがこの世に存在するでしょうか。色々な営業手法に挑戦して誰も知らない正解を探し出す。色々な商品設計に挑戦して誰も知らない正解を探し出す。どんな仕事に就くにしても生き残るためには「論理的に考え」「主体的に動き」「チャレンジして」いくしかない世の中になっています。

 また、仕事とはチームで行うものです。チーム一丸となって「それぞれの責務を果たし」「協力しながら」「コミュニケーションを取って」目標を達成していくものです。専門知識や技術は教育を施せば、チャレンジし続ければおのずとついてきます。でも、「コミュニケーション能力」などの教育には時間がかかり、必ず成功するわけではありません。企業がそこを重視するのは、昨今の社会情勢を鑑みると当然のことなのです。これは、公務員も例外ではありません。昔は1次試験(教養試験)重視だった公務員は、現在、どんどんと2次試験(面接試験)重視へと変化してきています。

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